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最初は、口腔内写真の治療前・治療後のビフォーアフターの看板を出していたんですが、それらの看板に対して小学校のPTAから苦情が来た。子どもが気持ち悪がるからやめてくれと。
子供を怖がらせるわけにはいかないので、その時はすぐにその看板を撤去しました。しかし、広告を出す以上、インパクトもないと意味がないので、次はどうするのか考えぬきました。到達した結論はたった一つ。「顔」です。
そこで、顔の看板に変えたわけですが、ある意味でそれは予想通りの反響で、様々なメディアにも取り上げられテレビなどにも何度も出演させていただきました。実は、顔出しの看板は、当時、日本にはほどんどなく、私が出したのが初めてだったのも覚えています。
そして、顔を出したのにはもう一つ理由があります。それは医療機関だからです。院長の顔も見えない医院で治療するのは患者さんにとって不安だと思います。信頼の問題にもなりますから。しかし、その後たくさんの歯科医院がウチのマネをするようになったのは想定外でした。
私は栃木県で育ち、足利市にある高校を卒業後、大学受験をしたのですが、失敗をして大きな挫折を味わった。とはいえ、なんとか歯医者になることができて、最初に勤務した歯医者で、院長が「初日だし、六本木のパーティーに連れて行ってやるよ」と。パーティーへ行く為にレインボーブリッジを渡った時、高速道路沿いに看板がバーっと光って並んでいた。これは凄い!と。
高校も大学も地方だったので、あの威風堂々とした、看板がライトに照らされたのを見て色気を感じ、自分もやりたいと思った。私には、中学生の頃に地元である栃木県足利市の剣道大会で優勝した経験がありますが、その時が一番輝いていて、それ以来、ハイライトと言えるようなことが特にない。
自分の人生を振り返った時、このまま人生終えていくのかなっていう時、もう一度人生のハイライトを見たかった。それが看板を出し始めたきっかけです。
日本歯科大学新潟生命歯学部卒
趣味: 読書・歴史探訪
好きな言葉: すべての業には時がある
出身地: 栃木県足利市
血液型: A(o)型
生年月日: 1966年4月16日